おはようございます。
斎藤です。
横浜は、
まだ、雨が降っています。 (*^_^*)
きょうは、
★お見合いは、場数を踏めば、上手になります★
というお話です。
先日、生まれて初めて
落語というものを見に(聴きに?)行きました。
目に効くルティン配合のお薬販売の女社長さんが
上野の広小路亭へ誘ってくださったんですね。
昼12時から15時半まで。
途中にハーモニカや講談をはさんで、
落語家さんが全部で5人。
次々と出演なさいました。
古今亭今いち さんから始まり、三遊亭好楽 さんまで。
聴いてて、おもしろいなぁ!って思いました。
5人の技の度合いが明白で、おもしろいのです。
出番が最初のほうの落語家さんたちは
まだお若くて初々しいです。
舞台のソデから飛び出て来るなり、
即、噺に入ります。
とにかく忘れない内に、
最後までしゃべってしまおう・・という感じ。
一生懸命さが、清々しいです。
稽古してきた噺を、一気に披露した後は、
自分の持ち時間が余っていても、ハイそこまで。
お邪魔しました~って、退場していかれます。
逆に時間がオーバーしてしまうことも。
でも、噺を短く切り上げるとか、まとめるとか、
そういう技はまだなので、
ひたすら覚えてきたとおりにしゃべります。
天井近くの時計に目を走らせながら、
額に汗をかきかき、少し早口になって、
やっぱり稽古してきたとおりにしゃべるんですね。
今は、技の度合いが、そういう段階なんですね。
懸命に稽古してきた様子が、お客さんの胸を打ちます。
サイトーさんも、聴いてておもわず、
ガンバレ!って、
応援の声をかけてあげたくなっちゃいました。
3人目くらいの落語家さんになると、
ちょっと年齢が上がります。
出て来るとゆっくり座布団に坐り、
まずお天気のことなんぞを、
客席に向かって話し始めます。
これ、ビックリでした!
きょうは寒いっつう感じですよね・・とか、
なんですかね~この頃は、ウソつく人が多いですよね・・とか、
このあいだね、どこどこを歩いていたらね・・とか、
多人数の客席へ向かって声を掛けているのですが、
あたかも1人の相手と会話しているかのような調子です。
これが時事ネタというのでしょうか、
笑いを取れる内容を
客席の反応を見ながら、しゃべっていくんですね。
ひとしきりそれをやって
お客さんの気持ちをつかんだ頃、
おもむろに羽織を脱いで、噺に入ります。
5人目の好楽さんともなると・・
噺が佳境にかかってくるや客席から、
いよ~!待ってました! とか、
そこ、最高だよ! の声が掛かるんですね。
すると、手慣れた調子で、
そこの同じ噺のくだりを2度、3度アレンジして繰り返します。
繰り返すごとに大きく笑いをとって、
反応の薄い内容のあたりは
じつにうまく場内の空気を感じとって、
適当に端折ちゃったりします。
しかも、最後はしっかりと話のつじつまを合わせて、
持ち時間きっちりに、
場内に余韻を残しながら退場していくんですね。
あたかも話のネタが生き物になって、
落語家さんに
変幻自在に操られているかのようでした。
さすがですね。
見事です。
これができて、プロの落語家さんなのでしょうね。
5人の技の度合いとは、すなわち、
お客様とどれだけコミュニケーションがとれるのか、
ここにあるんですね。
これ、お見合いも、同じですね。。。
お見合いも、最初のころは
慣れないので緊張するものです。
自分の用意してきた話をするだけで
精いっぱいですね。
ボクの仕事は・・○○なんですよ。
ボクの家族は・・∇∇でね。
ボクの住んでるところは・・□□で、
ボクの休日って・・こんな感じ・・
って、
前の晩に考えた自分の身の回りの話を
ひととおりしゃべってみても、
まだ時間が30分も残っている・・
困ったな・・何を話そう!
ますます緊張。
心臓はバクバク・・バクバク・・
エイヤ!って、今度は質問側に回って、
キミの仕事は何?
キミの家族は何人?
キミの住んでるところはどこ?
キミの休日って、どんな感じ?
って、もう、機関銃のように質問をして、
あ~、やっと60分が経過した! って。
で、
ほっとして、
お見合い、終了!
それで精一杯!
一生懸命さはつたわるんですけれどもね・・
自分だけで完結しちゃっているんですよね。
女性のコーヒーカップが
とっくに空っぽになっていることなんかに気は及ばず、
自分のコーヒーには
まったく口を付ける余裕もないまんま・・
なんか、サイトーさんのほうが手に汗握って、
メガホン片手に横から、ガンバレ!って、
応援し続けたくなっちゃいますよ。 (*^_^*)
大丈夫!
だれでもが最初は、こんな感じなんですね。
そんな段階です。
お相手と向き合って座ってはいても、
なかなか目は合わせられないし、
コミュニケーションなんて、ほとんどとれないんですよね。
で、
それがお見合いの場数を踏んでいくと、
技の度合いは見違えるほどアップします。
だんだんに、
お相手は、何に興味があるのかな・・
お相手は、何を知りたいんだろうか・・
お相手は、自分に何を期待しているのかな・・
お相手は、どんな結婚生活を望んでいるんだろう・・
って、気持ちを汲み取れるようになってきて、
お相手の表情や様子に気を配る余裕が出てくるんですよね。。
そっかー!なるほど!
こういう話は女性ウケがいいんだな・・とか、
これは笑ってもらえるな・・とか。(*^_^*)
技の度合いは、
お見合いの場数をカウントするにつれて、
確実にアップしていきます。
サイトーさんの経験上、
上達しない人というのは、1人もいないんですね。
必ずみんなうまくなっていきます。
大丈夫 ☆(*^_^*)
あなたもきっと、
上手になっていきますよ!
あなたは今は、その段階にいるだけ。
場数を踏めば、
かならず上手になっていきますからね(*^_^*)
大丈夫です! 斎藤